社風を知る

若手社員の挑戦

若手社員が提案して実現した「作業服のリニューアル」。

※掲載内容は2016年8月取材当時のものです。

やりたいことを実現した、
初めてのプロジェクト

 当社では、積極的に新しい環境づくりに取り組んできました。例えば、社内食堂のリニューアルやオフィスの全面改修など−−−これまでとは全く異なる、変化に富んだ空間に様変わりしました。ここまでこだわっているのは「自ら考え、行動できる人材づくり」のため。実際リニューアルしたことで、社員同士のコミュニケーションも増え、仕事に対するモチベーションも高まりました。そして2016年7月、入社3年目の女性社員の提案により、21年ぶりに作業服をリニューアル。新しい環境づくりの1つであり、若手による「やりたい」という思いをカタチにした、初めてのプロジェクトでもあります。

自らでコンセプト設計や
プレゼンを行う

 食堂やオフィスもリニューアルし、変化を遂げている企業なのに、社員の作業服は昔ながらのデザインのまま。新入社員にとっては大きなギャップがありました。だから、これからの当社のイメージに合うような、かっこいい作業服にすれば、さらに楽しく働けるようになるのではないか−−−。そんな想いを、懇親会で社長に提案しました。すると「じゃあやってみなよ」とその場で許可が下り、このプロジェクトが始まったのです。しかし、新入社員の私たちにとっては全てが未知のことで、つねに手探り状態で進めていました。「かっこいいデザイン」といっても、4人それぞれが抱いているイメージが違うので、発注しても思うようなものが出来上がってきませんでした。そんなときに、先輩社員からアドバイスと励ましをもらい、まずはコンセプトづくりから練り直しました。そして2ヶ月かけて創ったのが「ひとりひとりが積極的になる〜変化を起こす 楽しむ ユニフォーム〜」というコンセプトです。社長や取締役へのプレゼンテーションでも「いま、新しい作業服が絶対必要なんだ」ということを、情熱をもって説明。多くの社員が集まる経営計画発表会でも発表の場を設けてもらい、作業服のデザインや作り方にはすべて意味があることを伝えるように工夫しました。そうしてようやく承認がおり、完成することに。

従来のカタチにとらわれない
新・作業服

 新たな作業服は、従来のカタチにとらわれないデザインを目指しました。細身に見えるシルエットであったり、スタンドカラーを採り入れていたのもその一つ。通気性や動きやすさという機能面もこだわったので着心地も改善できたと思います。作業服製造時などに排出されるCO2に対して、カーボンオフセットという温室効果ガス削減事業を支援することのできる制度を利用し、環境対策にも配慮しました。この作業服は、現在約300名の社員の方が利用しており、社員の方からは「快適になった」「働きやすくなった」と好評です。そして、私たちにとってもこのプロジェクトの体験は大きな転機となりました。以前なら、「これはできない!」と、自分で限界を決めていましたが、今なら、どんなプロジェクトでも実現するために何をすべきか、前向きに考えられるようになりました。これからも新たなことにチャレンジしていきたいですし、そんな仲間が増えると、職場がより楽しくなりそうです。

平野 亜実

太陽ホールディングス株式会社
管理本部 人事総務部 秘書課

2014年入社。人事管理課から2015年1月に秘書課に異動、社長の秘書を担当。
「仕事のベースになるようなことをたくさん学ぶことができた」。