就職活動では、職種を限定せず幅広い可能性の中から、企業研究をしていました。その中でも当社に入社を決めた大きなきっかけは、人柄や雰囲気の良さでした。特に、初めてお会いした当社の人事の方の対応がとても丁寧で、コミュニケーションも心地よく、「ここなら前向きに楽しく働けそうだ」と安心感を得たのが最初の印象でした。入社後に配属された経理の業務では、細かいことをコツコツと積み上げていく仕事が自分の特性に向いているなと、新たな発見がありましたね。

普段、経理課で働いていると「温かいな、優しいな」と思う場面が多々あります。自然とお互いに助け合おうとする雰囲気があり、例えば、業務中に私が焦っていたり困った顔をしたりしているだけで「何か手伝うことはある？」と気にかけてくれる環境がとても好きですね。

入社当時は、経理に関する知識もなく、不安に感じることも多かったのですが、周囲の方たちが丁寧に仕事を教えてくれたため、その不安はすぐに解消されました。そこから積極性が生まれ、外部のセミナーに積極的に参加し、勉強していく上で、少しずつ知識がついていき自信になりました。

私が経理の担当者として、大きく成長するきっかけになった出来事があります。現在、私は原価計算などの定例業務の他に、システムを入れ替えるプロジェクトにも参加しています。プロジェクトに参加する前は、定例業務をただ淡々とやるだけでは作業になってしまい、「なぜその業務をやっているのか」が見えにくいと感じていました。しかし、プロジェクト・メンバーの一員として経験を積んだことで、業務全体を俯瞰して考えることができるようになり、それまで一つの作業のように見えていた定例業務においても、全体の中でどのような役割を担う業務なのか、どういう流れで業務が組みたてられているのかが見えるようになってきました。私が経理業務を行う意味自体を、そこで学びましたね。

会社全体で取り組んでいる大きなプロジェクトですが、ベテランの方だけではなく若手にもチャンスを与えてくれます。当社では若手でも、様々なことに挑戦が可能です。

私の上司はよく「やりたいことや思っていることを、どんどん発言していいんだよ」とおっしゃってくださいます。自らが考えて行動し、違う分野の業務にも積極的に参加したいという意志を示せば、挑戦する状況を整えてもらえるところに、会社から若手への期待を感じますね。

当社は、国内外でグローバルに事業を展開しています。一口に経理と言っても国が変われば手法や考え方も変わります。当社は韓国にも拠点があるのですが、一度、韓国の経理の方々が本社へ来られて、研修を行う機会がありました。その際は、私が研修内容を考える役割を任せていただき、資料を作成したり、経理の業務内容を説明したりと、とても良い勉強になりました。今度は私が韓国へ赴き、現地の経理を学んできたいと思っています。

現在も韓国の方々とは月に一度、定例ミーティングを行っております。私の所属する経理課では、海外との交流を積極的にやっていこうという思想があり、とても良い刺激になっています。もちろん韓国以外にも当社のグループ会社があり、太陽グループ全体がグローバルに繋がっていることを実感しています。

経理は、数ある部署の一つでありながら、会社全体の経営状態を俯瞰できる立場にいると感じます。業務で取り扱う原価や売上などの一つ一つを辿れば、経営状態まで見えてくるという面白さがあると感じます。
社員のみなさんとの連携が大切な仕事だからこそ、丁寧に相手の想いをくみ取るという意識で様々な経験を重ねていきたいです。
そして、どんな立場からでも本質を見極められるように、幅広い視野を持って仕事に取り組みたいと思います。