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研究

研究活動とは、未知の分野を開拓すること

研究本部 企画部 PoC課
太陽ホールディングス
2016年入社

J.M.

※ インタビュー内容は取材当時のものです

太陽ホールディングス
研究本部

2016年〜2018年

半導体ウエハ向け再配線材料の開発と信頼性評価を担当。

太陽ホールディングス
研究本部

2018年〜2021年

折り曲げスマートフォン向けディスプレイ材料の開発テーマを立ち上げ。

太陽ホールディングス
研究本部

2022年〜2024年

バイオ・医薬品分野の新規事業の企画、製剤研究のテーマを立ち上げ。

太陽HDとの出会い

社会貢献の実感を得られる研究がしたい

学生時代の研究テーマは、リチウムイオン電池向けの固体高分子電解質。幅広く勉強しながら材料系を設計し、実験や分析をして知見を深めていく一連の研究活動が好きでした。アカデミアに残ることも考えましたが、一方で自分のテーマを深掘りしていく大学の研究は社会との接点が限られているように感じました。「社会に還元してこそ研究者冥利に尽きる」という自身の価値観に気づき、民間企業への就職を選びました。そして、せっかくならば新規事業の立ち上げなど、ワクワクする仕事にチャレンジしたいと思い、企業探しを行う中で出会ったのが、太陽グループ。世界トップシェアを誇るソルダーレジストに頼らない収益構造をつくらなければならないという課題意識を持っていることや収益を積極的に研究開発に投資していることを知り、ここでなら思い切り新規事業に挑戦できると確信して入社を決意しました。

想像を、行動に。

Schedule

-07:00
出社、メールチェック
-09:00
実験、実験データの解析、資料作成
-12:00
昼食
-13:00
外部コンサルとの打合せ
-15:00
実験計画の作成、文献調査
-17:00
退社

道なき道を進み、社内の第一人者に

研究本部のミッションは新規事業の創出。私は、調査から企画提案、プロジェクトの立ち上げ、開発、量産化に至るまで、あらゆるプロセスに関わっています。立ち上げの際には、参入市場の規模からどのくらいの利益を生み出せそうかを調査します。開発フェーズでは、どのような化合物で目的の性能を達成できるか日々仮説・検証を繰り返しています。良い製品ができた時には営業と協力して技術者自ら売り込みにも行きますし、工場の方と連携して量産方法を検討することもあります。入社前に想像していた研究の仕事以上に、たくさんの人と関わり様々な経験ができています。
取り組むテーマは、社内に前例がないことばかり。一人だけでは到底難しいので社内の連携はもちろん、社外の知見を活用していきながらどんどん新しい知識を蓄積していきます。業界のトップランナーにお話を聞かせてもらったり、知見のある方にコンサルティングしてもらったり。決して実験室にこもり続けることはなく、周りを巻き込みながら進めていきます。若手であっても、「このテーマに関しては社内で一番詳しい人」になることが求められます。

行動で、未来を。

研究活動は新たなチャレンジの繰り返し

当社にとって全くの新規分野である場合には、必ずしもゴールの解像度が高くない中で研究を進めなければならない時もあります。最初ははっきり見えなくても自分が勉強した分だけテーマが進んでいき、どんどんゴールの輪郭を捉えることができるようになってくる。研究対象としての面白さや探求したいことを見いだせれば、たとえ厳しい状況に陥ったとしてもテーマに向き合い続けることができます。
エレクトロニクス業界の特徴でもありますが市場の変化が激しく、「このまま突き進んでも事業化は難しいので、違う路線で行こう」という判断を下す時もあります。数年かけて取り組んできたことが無駄になってしまう状況ですが、見方を変えればまた新たなチャレンジができるということ。ポジティブなメンバーが多いので、そうした雰囲気の中で自然と高いモチベーションで研究を続けることができています。

私が創る未来

大事にしたいバリュー:楽しむ

太陽ホールディングスの新たな柱を立ち上げる

現在は、医療・医薬品分野でテーマを立ち上げて取り組んでいます。数年前、「中長期的に考えて、研究本部としてエレクトロニクス以外の分野にも注力していきたい」と考え、新規事業探索を始めました。何十人もの専門家にヒアリングしたり、とある業界における売上高上位の大手企業何十社にアポイントを取ってディスカッションしたり。課長と二人三脚で2年間かけて30以上のテーマを検証し、その中から1つに絞り込みました。現在のテーマを事業化することが当面の目標です。
これまでの経験から社会人になっても学び続けることは自身の成長につながり、モチベーションが生まれるのでとても重要だと感じています。今後も引き続き知的好奇心を絶やさず、新たな領域で将来会社の事業の柱となるようなテーマの立ち上げを行っていきたいです。