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ビジネスディベロップメント

世界水準の知見で、新ビジネスを切り拓く

ビジネスディベロップメント部 市場開発課
太陽インキ製造
2005年 新卒入社

T.K.

※ インタビュー内容は取材当時のものです

太陽インキ製造
技術研究所

2005年〜2009年

開発メンバーとして、主力製品であるソルダーレジスト以外の新製品開発に携わる。

独立行政法人
産業技術総合研究所出向

2009年〜2011年

研究員としてソルダーレジストのレーザ加工に関する要素技術研究に携わる。

太陽ホールディングス
研究本部

2011年〜2015年

太陽ホールディングスに帰任。新素材を用いた次世代層間絶縁材料の基礎的な研究開発に携わる。

太陽インキ製造
FPCプロジェクト

2015年〜2019年

FPC用感光性カバーレイ材料や半導体パッケージ用感光性層間絶縁材料の開発に携わる。

TAIYO AMERICA, INC
マーケティングマネージャー及びジョージア工科大学
Visiting Engineer

2019年〜2021年

米国出向。2年間、ガラス基板を用いた半導体パッケージ用層間絶縁材料のプロセス開発に携わる。

太陽インキ製造
ビジネスディベロップメント部

2021年〜

国内外の自動車・自動車部品メーカーへのエンドマーケティングに携わる。

太陽HDとの出会い

未来を創る「化学×エレクトロニクス」の可能性

就職活動時、太陽ホールディングスに興味を持ったのは、「化学×エレクトロニクス」という分野の可能性を感じたからでした。化学の知見が応用できるビジネスは多岐にわたりますが、中でもエレクトロニクスは、スマートフォンやAI、電気自動車など今後の発展が確実に予想される分野です。こうした社会の未来を創っていく産業に、化学の力で携わりたいと思いました。
また、太陽ホールディングスは大手化学メーカーに比べるとコンパクトな組織で、若手から活躍できる風土も魅力的でした。組織が大きくなればなるほど、業務が細分化され自分の担当できる範囲が狭くなってしまうと考えたからです。
経験できることも幅広く、ほど良い組織規模の中で自ら考えて行動することを歓迎するような雰囲気だと感じ、その印象は入社してからも変わることありません。入社してから会社は大きく成長しましたが、組織風土の根底には、「誠実」「楽しむ」といった太陽バリューが深く根づいていると思います。

想像を、行動に。

Schedule

-09:00
出社、メールチェック
-10:00
顧客向け提案資料作成
-12:00
昼食
-13:00
打合せ準備、開発部門と事前協議
-16:00
欧州自動車部品メーカーとの打合せ
-18:00
退社

様々な経験で広がった視野

私は、白色ソルダーレジストや層間絶縁材料など、メイン製品である緑色のソルダーレジスト以外の新規分野のテーマに関わりキャリアを重ねてきました。材料が変われば用途・顧客も変わるので、様々な情報に触れることができました。
現在は、自動車業界で新たなビジネスを見つけるべく、次世代の基板や半導体技術動向の調査を担当しています。当社の直接の顧客である基板メーカーを飛び越えて、さらに先にいる国内外の自動車・自動車部品メーカーと直接コミュニケーションを取り新たなニーズを捉え、得られた情報は開発部門に報告し今後の材料開発戦略に役立ててもらっています。
また、海外では安価で低品質なソルダーレジストが出回っているので、品質の高い製品を適切に使用することの重要性について啓蒙活動をしています。その中で、当社のソルダーレジストをPRし自動車の安全性や信頼性を高めることに貢献するのも重要な役割です。

行動で、未来を。

社外や海外への挑戦で見えた景色

これまでのキャリアの中では、外部研究機関やアメリカへの出向も経験しました。国内や海外で最先端の研究や技術に触れることができたのは、私の財産です。
入社5年目で、新たな要素技術を学ぶために(独)産業技術総合研究所に出向しました。全く知り合いもいない状況からのスタートでしたが、約2年間の出向期間を通して周囲と関係性を築きながら国内最先端の基礎研究への理解を深めることができました。
また、2019年からの2年間はアメリカのグループ会社に出向しジョージア工科大学のコンソーシアムに参加。従来の樹脂素材よりも通信ロスを低減できるガラス基板に当社の材料を活かすための研究開発をしていました。そこでは、アメリカ国内での学会発表や論文投稿によって成果を対外的に発表することで、材料のプロモーションも行っていました。そうした経験は、製品や技術の深い知見と顧客や市場への高い理解を持ってビジネス開発していく現在の仕事に活かされています。

私が創る未来

大事にしたいバリュー:誠実、コミュニケーション

自動車業界の進化を牽引できる製品を

今後は、ニーズに応えていくだけではなく、太陽ホールディングス自ら自動車業界をリードするような材料を提案していきたいと考えています。電気自動車普及に伴い、モーターでの発熱・蓄熱による性能低下が問題になっているため、世界的な自動車部品メーカーに当社の新製品である放熱材料を提案したところ、採用に至った事例があります。このような課題解決を当社側から提案していく取り組みをもっと増やしていきたいです。自動車・自動車部品メーカーに当社材料が認めらえると、「認定」を得ることができます。認定されると基板の仕様書に当社材料が定められ、どんな基板メーカーであっても必ず使用してもらえます。私たちだからこその価値を発揮しながら自動車業界の発展に貢献し、当社グループの成長にも寄与していきたいです。