人的資本への投資については、長期経営構想「Beyond Imagination 2030」において「多様化する社会や組織に対応する自律型人材の育成・活用」を第一の基本方針として掲げています。当社では、「仕事のやりがい」 「職場環境」 「公正な評価・給与」の3つをバランス良く整えることで、自ら目標を立て、目標の実現に向け高い志を持つ自律型人材の育成に努めます。
また、人的資本に係る重要事項の特定や開示方針などについては、サステナビリティ推進委員会で審議・決定し、重要事項については、取締役会の提言を受ける体制を構築しています。
当社グループでは、経営理念を実現するため、自らの意志で未来を描き、物事の本質を捉えた判断と、周囲を巻き込んだ業務遂行ができる自律型人材を個人と組織の両面から育成するための人材・組織開発に取り組むと同時に、自律型人材の育成の土台となる社内環境整備も積極的に進めています。
当社では全従業員を対象に実施している外部機関ストレスチェックにおいて、法定の要素だけではなく従業員の満足度等も総合的な指標として広く参考にしています。各種取り組みの成果もあり、個別項目においては全36項目中、32項目が全国平均を上回っており、総合的な指標も全国平均と比較して良好な数値が出ています。
今後も、様々な環境の変化を予測しながら「仕事のやりがい」「職場環境」「公正な評価・給与」をバランスよく見直していくとともに、従業員一人ひとりが自律型人材としてさらに活躍できる環境・仕組みづくりを通じ、楽しい社会の実現を目指します。
外部機関ストレスチェック 当社と全国平均との差異
実施機関:アイエムエフ株式会社
測定方法:新職業性ストレス簡易調査票を用いて測定
測定基準:最低1点~最高4点での評価となり、数値が高いほど良好な結果
対象会社:太陽ホールディングス、太陽インキ製造、太陽ファインケミカル、太陽ファルマ、太陽ファルマテック、太陽グリーンエナジー、嵐山食堂
1. はじめに
当社グループは、自律型人材あふれる組織を目指すとともに、当社グループの「あらゆる技術」を高め、革新的な製品をもって、夢あるさまざまなモノをグローバルに生み出し、楽しい社会の実現を経営理念として掲げており、人権の尊重は経営理念の実現にむけた事業活動の前提であると考えています。この人権に対する考えのもと、当社グループは本人権方針を策定し、人権尊重の取り組みを推進していきます。
2. 適用範囲
本人権方針は、当社グループの役員及び従業員に適用されます。また当社グループの取引先及びパートナー企業にも本人権方針を理解し、支持いただけることを期待します。
3. 人権尊重への関与
当社グループは、国際人権憲章及びILO(国際労働機関)による「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」に規定される人権を尊重し、当該人権尊重を阻害する状況を自ら直接引き起こしたり、間接的に助長したりすることを回避し、そのような状況が生じた場合には適切に対処します。また第三者を通じて加担していることが判明した場合には防止又は軽減に努めます。
当社グループは、強制労働、児童労働、労働基本権の侵害、安全で健康的な労働環境の侵害、ハラスメント、居住移転の自由の侵害、プライバシー侵害、差別を認めません。
当社グループは、人権に関する各国・各地域の法令を遵守するのみならず、当該法令よりも国際的規範の方が厳しい規範である場合には、国際的規範が示す厳しい規範を遵守することによって人権を尊重します。
4. 人権尊重のための社内体制
当社グループでは代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会で定期的に審議の上、重要事項は取締役会に報告することを通じてガバナンスを強化し、人権尊重の取り組みを推進していきます。
5. 人権デュー・ディリジェンスの実施
当社グループでは、定期的に人権デュー・ディリジェンスを実施することにより、人権尊重を阻害する状況の有無及び要因を特定し、評価するとともに、人権尊重を阻害する要因の停止、防止及び軽減を図り、当該対応についての実施状況及び結果を追加調査したうえで、情報開示を行い、是正することによって人権尊重の取り組みを推進していきます。
6. 苦情対応窓口の設置
当社グループでは、人権尊重の阻害についての懸念又は苦情を申し立てることができる対応窓口を設置し、役員及び従業員だけでなく、取引先及びパートナー企業も人権に関して相談をすることができる体制を設けます。
7. ステークホルダーとの対話
当社グループは、社内外のステークホルダーとの対話、協議を行うことによって、人権尊重の取り組みを推進していきます。
8. 人権方針の周知、浸透及び教育
当社グループは、社内外のステークホルダーに対して本人権方針の内容を周知し、浸透させるとともに、事業活動における人権尊重の意識向上及び重要性の理解を促すために当社グループの役員及び従業員への教育活動を継続していきます。
9. 情報開示
当社グループは、本人権方針の遵守状況について適切に把握、対応するために、関連するステークホルダーへの適切な情報開示を行うことによって、人権尊重の取り組みを推進していきます。
本人権方針は、当社取締役会において、2026年4月30日に承認されました。
2026年4月30日 制定
開発途上国は、人口増加や経済発展により医薬品の需要が急速に増加していますが、インフラや医療環境の未整備、経済的理由などから、医療サービス・医薬品へのアクセスが確保できていない現状があります。こうした状況を踏まえ、当社グループでは、アフリカにおけるヘルスケア関連領域※へ出資し 、将来的にシナジーが期待できる現地企業とのネットワークを構築するとともに、社会課題の解決と持続可能事業の実現を目指しています。そのほかに、認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)の「子どもワクチン支援」活動にも協力しています。
※ AAIC INVESTMENT PTE. LTD. (AAIC Investment)が運営する「アフリカ・ヘルスケア・ファンド」
当社グループは、常に高品質な製品を安定して提供するために、全従業員の共通の目標として当社の品質方針を次のとおり定めております。国内外の各拠点においてISO 9001に基づく品質マネジメントシステムを構築し、継続的に品質の向上に取り組んでいます。
品質方針
私達は、お客様に満足していただける品質と安全性を確保し提供します。
|
事業所 |
事業内容 |
認証規格(取得年月) |
|
太陽インキ製造株式会社 本社 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2000年1月) |
|
太陽インキ製造株式会社 嵐山事業所 (太陽ホールディングス株式会社 嵐山事業所内) |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2000年1月) |
|
太陽インキ製造株式会社 関西営業所 |
販売 |
ISO 9001:2015 (2018年7月) |
|
太陽インキ製造株式会社 北九州事業所 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2016年3月) |
|
太陽ファインケミカル株式会社 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2005年4月) |
|
株式会社ファンリード 本社 |
システム開発・品質保証・IT技術支援 |
ISO 9001:2015 (2017年12月) |
|
太陽油墨(蘇州)有限公司 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2004年8月) |
|
永盛泰新材料(江西)有限公司 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2021年12月) |
|
韓国タイヨウインキ株式会社 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (1995年12月) |
|
台湾太陽油墨股份有限公司 |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2000年1月) |
|
Taiyo Ink Vietnam Co., Ltd. |
製造・販売 |
ISO 9001:2015 (2022年3月) |
|
永勝泰油墨(深圳)有限公司 |
販売 |
ISO 9001:2015 (2018年6月) |
|
永勝泰科技股份有限公司 |
販売 |
ISO 9001:2015 (2018年2月) |
当社グループは、品質保持や安定供給に向け、従来から取り組んでいるグリーン調達基準に基づく原材料等の調達を継続するとともに、サプライヤーとの協働の上、社会課題を解決し、相互に発展していくため、製造委託先を含むサプライヤーとの信頼関係の強化に注力しています。その一環として、太陽インキ製造では、CSR調査票を用いたアンケートを実施し、環境、人権、労働、安全衛生等への取り組み状況を確認しています。
当社では、ブランドステートメントとして「楽しい世界は、楽しむ人がつくりだす。」を掲げ、「楽しむ」ことを大切にするとともに、社員一人ひとりの「健康~{※}」は「楽しむ」ことの土台であり、相乗効果をもたらすと考えています。
そのため、経営からの3つのコミットメントとして「仕事のやりがい」「職場環境」「公正な評価・給与」を約束し、社員一人ひとりが自分らしい「健康」について考え、「楽しむ」ことと「健康」を相乗的に実現できる環境を整備することで、一人ひとりの活躍を支援するとともに、経営理念である「楽しい社会の実現」を目指してまいります。
※ 当社では、健康には「身体的・精神的・社会的健康」の3つの要素があると考え、社会的健康については、「人々・地域とのつながりがある」「社会から認められている」状態にあることと定義しています。
当社グループの製造拠点では、安全衛生委員会を毎月開催し、従業員の意見を取り入れながら、快適な職場環境づくりに努めるとともに、自衛消防・避難訓練、安全衛生教育、特殊健康診断、作業環境測定も実施し、労働安全衛生活動に積極的に取り組んでいます。そのほか、ヒヤリハット・KYT(危険予知トレーニング)などの安全意識の醸成活動を実施しています。
労働災害件数

- 拡大
- 集計対象:太陽HD嵐山事業所、太陽インキ製造、太陽ファインケミカル、太陽ファルマテック、太陽グリーンエナジー
当社グループは、公正労働省の献血推進対策に賛同し、献血サポーターとして従業員への献血活動への理解と協力を呼びかけており、毎年100人以上の従業員が献血活動に参加しています。
当社グループの拠点、埼玉県武蔵嵐山にある駅前嵐山食堂にて「子ども食堂」を実施しています。引き続き、1人でも多くの子どもたちに楽しい食事を届けられるよう、食事と食事場所の提供を実施していきます。
太陽ファルマテックは、高槻市、高槻市観光協会、高槻商工会議所主催の体験交流型イベント「オープンたかつき」にて工場見学会を実施し、小学校の施設見学やインタビューにも協力しています。
太陽インキ製造本社は、地元の小学校の社会科見学を受け入れ、ソルダーレジストの製造工程を紹介するなど、子どもたちが化学に興味を持つきっかけとなる場を提供しています。
2022年11月、大阪府高槻市の太陽ファルマテック敷地内に福利厚生施設「T-LINKS」を開設しました。本施設は従業員の利用を主とした施設ではありますが、災害時には、高槻市内にとどまる帰宅困難者及び近隣住民の一時避難所となる企業と地域をつなぐ、新しい福利厚生施設です。今後も、当社グループでは、その福利厚生施設「T-LINKS」を活用し、従業員が働きやすい環境を整備するとともに、地域・社会との調和を目指します。