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業績の概況

  •  当連結会計年度の売上高は97,338百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は15,972百万円(前年同期比11.1%減)、経常利益は15,462百万円(前年同期比14.4%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は11,405百万円 (前年同期比3.4%減)となりました。

     セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
     当社グループは、事業子会社を基礎としたセグメントから構成されており、「エレクトロニクス事業」「医療・ 医薬品事業」の2つを報告セグメントとしています。なお、第1四半期連結会計期間より、「電子機器用部材事業」の名称を「エレクトロニクス事業」に変更しました。この変更はセグメント名称の変更のみであり、セグメントを構成する子会社に変更はありません。

    ■エレクトロニクス事業
     当事業については、海外での売上高比率が9割を超えていることから、為替が円安に推移することで増収、増益に寄与します。当期累計期間における期中平均為替レートは1米ドル135.0円であり、前年同期の期中平均為替レ ートである1米ドル112.9円と比較し22.1円の円安に推移しました。
     リジッド基板用部材については、低調に推移し、特にディスプレイ関連部材、民生用関連部材において販売数量が前年同期を下回りました。当部材は中国での売上高比率が高く、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うロックダウンや顧客の従業員出勤率低下による稼働率の急減、PC・タブレットや民生機器等の最終需要の減少により販売数量が減少しました。
     半導体パッケージ基板用部材についても、販売数量が前年同期を下回りました。特に、ドライフィルム製品においては、第2四半期連結累計期間まで世界的なリモートワークの定着や第5世代移動通信システム(5G)の普及に伴うデータ量の飛躍的な増大を背景に販売数量が過去最高水準となりましたが、スマートフォンやPC・タブレット等の最終需要の減少を背景に顧客の在庫水準が増加し、第3四半期連結会計期間からメモリ向け製品の需要が急速に減少したことにより販売数量が減少しました。
     その結果、売上高は68,419百万円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益は15,845百万円(前年同期比6.4%減)となりました。

    ■医療・医薬品事業
     太陽ファルマ株式会社が行う医療用医薬品の製造販売事業については、売上高が前年同期を下回りました。前年同期と比較し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う一部製品の需要の増加があったものの、薬価改定の影響や他社同効薬等の限定出荷解除に伴う需要の減少により低調に推移しました。
     太陽ファルマテック株式会社が行う医療用医薬品の製造受託事業については、売上高が前年同期を上回りました。製造委託元からの要請による受託数量の増加やプロダクトミックスの変化により、好調に推移しました。
     その結果、売上高は25,447百万円(前年同期比8.4%増)、セグメント利益は1,906百万円(前年同期比20.6%減)となりました。

(単位:百万円)

項目 2022年3月期
2023年3月期
増減額 増減率
売上高 97,966 97,338  △ 627  △1%
営業利益 17,958 15,972 △ 1,986 △11%
経常利益 18,062 15,462 △ 2,600 △14%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
11,803 11,405  △ 397  △3%

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