事業フィールド

食糧、エネルギー、IT、ファインケミカル事業

さらなる企業成長に向け
将来の社会課題解決と
テクノロジー強化に取り組む

エネルギー事業

2014年、食糧やエネルギーなどの社会課題の解決に向けて、太陽グリーンエナジー株式会社を設立しました。まずは当社グループのエネルギー問題への取り組みとして「出来ることから始めよう」というコンセプトを掲げ、様々な技術・アイデアを駆使した事業を展開してきました。
再生可能エネルギー事業は、創業当初から一貫して「水上太陽光発電」にこだわり、開発を推進しています。
今すぐに化石エネルギーへの依存から脱却することは困難ですが、エネルギーを自ら創り出すことが当社の果たすべき責務だと考えています。現在は、グループで使用するエネルギーのうち、国内のエレクトロニクス事業に係る電力を100%賄うという目標を達成しました。

エネルギーの消費者から生産者へ。

当社は、この歩みを止めることなく、今後も再生可能エネルギー事業への挑戦を通じて、環境負荷の低減と地域貢献へ取り組んでいきます。

食糧事業

食糧事業では、農業の担い手の減少や、世界人口の増加を背景とした世界共通の食糧問題に取り組むため、食糧生産をより効率よく、グローバルに展開可能な農法・手法の確立を目指しています。
まずは「完全閉鎖型植物工場」からスタートし、人工光で栽培するベビーリーフ、ITを活用した高品質イチゴ、水耕栽培が可能なメロンなどを試験生産しており、広い土地を必要としない農業の試験・研究を行っています。
また、将来的に予想される食糧問題への解決策の一つとして、栄養価の高い昆虫食に着目し、いち早く食用コオロギの昆虫養殖を開始しました。コオロギをはじめとする飼料用昆虫の研究を進めることで、将来的には、家畜や養殖魚類の飼料など、様々な用途に合わせた商品を展開し、世界的な食糧不足への解決策となるよう取り組んでいきます。

IT事業

IoTやビッグデータ、人工知能等ITの急速な発達により、産業構造やビジネスモデルがかつてないスピードで変革する中、デジタル化は経営の重要な課題となっています。
当社のIT事業を担う株式会社ファンリードでは、IT システムの刷新、及び新システムの構築スピードを上げることを可能にするだけではなく、総合化学企業を目指す当社として持続的成長に必要なサービス等のデジタル化の中核を担っています。必要なIT人材の配員を行い、環境を整備することで、当社グループ全体、またカスタマーの事業活動をIT領域からサポートしています。
また、ファンリードは2019年には内閣府などから公募された「2019年度みちびき(衛星測位システム)を利用した実証実験」に採択され、ドローン観測システムを活用し、マレーシアのパーム椰子(やし)農園の病虫害リスクの発見に貢献する取り組みを実施しました。これは今後、他の植物を含めた病虫害リスクの発見による農業への貢献や、日本で問題となっているインフラの劣化発見にも役立つ技術となり得るものです。
このようにデータを活用することで、生活をより良く、楽しくする情報サービスの創出に注力しており、今後も社内外問わずサービスの幅を広げ、IT領域からグループ全体の持続的成長・企業価値向上を目指していきます。※みちびき:準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム(衛星からの電波によって位置情報を計算するシステム)

ファインケミカル事業

ファインケミカル事業は、受託合成開発を得意分野としており、グローバルに通用する高品質・高付加価値な機能性材料を提供しています。

事業を担う太陽ファインケミカル株式会社は、化学製造業として約80年の実績のもと、テキスタイル用色素・カラーレジスト用色素・医薬中間体などで広く利用される技術のほか、繊維染色から情報エレクトロニクス材料まで幅広く利用されるロングセラー製品やエレクトロニクス材料の根幹部分を支える重要なアイテムを主力製品として持っています。

今後は、長きにわたり培われた合成技術を生かしお客様のニーズに合わせた機能性材料の提供をするだけではなく、時代のニーズを先読みした新たなご提案を積極的に進めていきます。また、ファインケミカルの領域から太陽グループのエレクトロニクス製品の特性を向上させるため、原料合成に真摯に向き合い、共に革新的な製品展開を目指していきます。

「ケミストリーを基礎とする技術を縦横に最大限活用し、楽しい社会を創造する」という経営理念のもと、多くの人と人との繋がりと化学により、ワクワクする社会を創造するために活動していきます。

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