当社を志望した理由は、学生時代に「科学技術の発展に貢献できる領域で活躍する人材になりたい」と思ったことがきっかけでした。最初は漠然とイメージしていただけですが、興味を持って色々と調べるうちに、その中でも半導体領域に関わる分野が一つの鍵を握っていると知りました。半導体の製造工程における企業を研究する中で、当社がその製造工程においてグローバルに活躍している国内企業の一つだと知り、興味を強く持ちました。

入社一年目に営業職として配属された私は、その年の夏頃に驚くべき役割を任せていただくことができました。世界的な企業の営業担当者として、抜擢されたのです。最初は上司に同行して経験を積みながら、企業担当者の方とのコミュニケーションが上手くできたことが背景にあったのかなと感じたのですが、今振り返ると他にも思い当たる理由が一つあります。それは採用面接の際、当時の私はとにかく熱意を持って「自分がいかに成長したいか、そして、そのための経験を積みたいか」ということを選考時にお伝えしていたので、私の想いを汲んでいただいたのではないかと陰ながら思っています。

当社には重要度・影響度の高い仕事でも、思い切って若手に任せていただける雰囲気があり、私はそのような社風が自らの大きな成長への原動力になっていると感じます。

そして、さらに大きな成長につながったと感じるエピソードが一つあります。当時、私は新製品の新規採用を目指したプロジェクト・メンバーの一員でした。しかし、プロジェクト進行中に組織変更の時期が重なってしまい、直属の上司や担当開発チームのマネージャーが同じタイミングで人事異動となってしまったため、新メンバーの中で、プロジェクトに詳しく、顧客に最も近い立場のメンバーが私のみという状況になりました。

この時に仕事に対する当事者意識が圧倒的に身につき、ステップ・アップできたと感じています。当時の経験が浅かった私には、最初からプロジェクトを上手く回すような立ち回りができる訳もなかったのですが、それでも「自分が周りを引っ張っていくんだ」という強い想いを持って、泥臭く実直に、プロジェクトを進めていきました。

すると次第に、周りの方々が「協力するよ」と次々と力を貸してくれて、新製品の新規採用という大きな成果に結びつけることができました。この経験では、もちろん当事者意識を持つということが成功体験に不可欠ということを学びましたが、同時に「誠実」であり続けるということが、社内外において、何事においても欠かせない姿勢だと学ぶことができ、今でも自分の大きな糧となっています。

当社では営業職といえども、その業務範囲の幅広さが魅力です。市場調査から新規製品の提案、量産立ち上げまでのプロジェクト管理の経験を積みながら、営業活動だけでなく、今後の拡販に向けた営業戦略の検討・提案など、上司から任せて頂ける領域は多岐に渡ります。先輩社員も、営業活動に特化するだけでなく、深い技術的知見・知識を持った方々が活躍しており、私自身もいつか先輩社員と同じように取引先企業の技術者の方と対等に会話ができる営業職になりたいと考えています。

さらに営業職として、当社は海外売上比率も高くグローバルな競争力が高いことも魅力の一つですね。海外に大きなマーケットを持つ当社の中で、語学など必要なスキルを磨きつつ、いずれは海外企業の顧客と積極的にコミュニケーションを取りながら、当社の一員として存在感を示していきたいと考えています。当社は、特に今後も高い成長性が期待される半導体領域に関わる重要な製品を扱っているため、「自分の頑張り一つで、科学技術の発展に貢献できるかも知れない」と思うと、ワクワクしますね。