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業績の概況

  • ■当期の経営成績の概況
     当連結会計年度の売上高は104,775百万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は18,203百万円(前年同期比14.0%増)、経常利益は17,310百万円(前年同期比12.0%増)となりました。一方で、太陽ファルマ株式会社において収益性が低下した販売権の見直しを実施し、減損損失を計上した影響から、親会社株主に帰属する当期純利益は8,654百万円(前年同期比24.1%減)となりました。

     セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
     当社グループは、事業子会社を基礎としたセグメントから構成されており、「エレクトロニクス事業」「医療・医薬品事業」の2つを報告セグメントとしています。

    ■エレクトロニクス事業
     リジッド基板用部材については、ディスプレイ関連部材、民生用関連部材において、販売数量が前年同期を下回りました。特にディスプレイ関連部材において低調に推移しました。一方、車載関連部材、スマートフォン関連部材においては販売数量が前年同期を上回りました。特に車載関連部材において、半導体や部品不足等により在庫調整を実施していた前年同期と比較し、自動車生産が本格的に回復し販売台数が増加したことを背景に販売数量が増加しました。
     半導体パッケージ基板用部材については、液状製品の販売数量は前年同期を下回りましたが、ドライフィルム製品の販売数量は前年同期を僅かに上回りました。当期期初においては、スマートフォンやPC・タブレット等の最終需要の減少を背景に販売数量は低調に推移していましたが、当期期中においてメモリ向け製品を中心に緩やかな需要の回復がみられました。
     当事業については、海外での売上高比率が9割を超えていることから、為替が円安に推移することで増収、増益に寄与します。当期累計期間における期中平均為替レートは1米ドル144.4円であり、前年同期の期中平均為替レートである1米ドル135.0円と比較し9.4円の円安に推移しました。
     その結果、売上高は71,415百万円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は16,456百万円(前年同期比3.9%増)となりました。

    ■医療・医薬品事業
     太陽ファルマ株式会社が行う医療用医薬品の製造販売事業については、前年同期と比較し、薬価改定の影響があったものの、新たな長期収載品レミニールⓇの資産譲受や他社同効薬・鎮咳薬等の供給不足に伴う需要の増加により、売上高が前年同期を上回りました。
     太陽ファルマテック株式会社が行う医療用医薬品の製造受託事業については、製造委託元からの要請によるプロダクトミックスの変化や原材料・エネルギー等の価格高騰に伴う販売価格の改定により、売上高が前年同期を上回りました。
     その結果、売上高は29,269百万円(前年同期比15.0%増)、セグメント利益は3,248百万円(前年同期比70.4%増)となりました。

(単位:百万円)

項目 2023年3月期
2024年3月期
増減額 増減率
売上高 97,338 104,775  7,436   8%
営業利益 15,972  18,203  2,231  14%
経常利益 15,462  17,310  1,848  12%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
11,405   8,654 △ 2,751 △24%

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