当連結会計年度の売上高は70,627百万円(前年同期比18.9%増)、営業利益は9,136百万円(前年同期比12.8%増)、経常利益は8,898百万円(前年同期比11.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は3,749百万円 (前年同期比14.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。当社グループは、事業子会社を基礎としたセグメントから構成されており、「電子機器用部材事業」「医療・医薬品事業」の2つを報告セグメントとしています。
■電子機器用部材事業
リジッド基板用部材は、世界的な新車販売台数の減少により、車載関連部材の需要が減少したものの、主に中国国内における民生品関連部材の販売が順調に推移しました。結果として、リジッド基板用部材の販売数量は前年同期並みの水準で推移しました。一方、半導体パッケージ基板用部材は、PCの販売量増加やサーバー需要の増加を背景とした半導体市場の回復により、販売数量は前年同期を上回りました。その結果、売上高は48,884百万円(前年同期比1.7%増)、セグメント利益は10,441百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
■医療・医薬品事業
太陽ファルマ株式会社において2019年10月に長期収載品1製品の承継を完了し、これにより製造販売承認を保有する製品は14製品となりました。また、医薬品の受託製造を行う太陽ファルマテック株式会社が、2019年10月から当社グループに加わりました。その結果、売上高は18,215百万円(前年同期比137.8%増)、セグメント利益1,286百万円(前連結会計年度セグメント損失△351百万円)となりました。
(単位:百万円)
項目 | 2019年3月期 |
2020年3月期 |
増減額 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
売上高 | 59,389 | 70,627 | 11,238 | 18.9% |
営業利益 | 8,099 | 9,136 | 1,037 | 12.8% |
経常利益 | 8,014 | 8,898 | 884 | 11.0% |
親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
4,396 | 3,749 | -647 | -14.7% |