事業フィールド

医療・医薬品事業

国内トップクラスの製造力を活かし
グローバル展開を目指す

当社は、総合化学企業へ向けたさらなる飛躍を目指し、2017年に医療・医薬品事業へ参入しました。
同年に設立された太陽ファルマ株式会社では、医療用医薬品の中でも長い期間にわたり信頼され処方されてきた、長期収載品の製造販売を行っています。その後2019年には、医療用医薬品の製造受託を行う太陽ファルマテック株式会社を創業。両社は太陽ホールディングスの医療・医薬品事業を支える両輪として事業展開を行っています。こうした一連の参入背景には、ソルダーレジストを中心とするエレクトロニクス事業が、医療・医薬品事業と同じ化学分野であり、親和性が高い点が挙げられます。総合化学企業を目指す当社がソルダーレジスト以外の成長分野を検討する中で、医療・医薬品事業は成長が見込め、当社がこれまで積み上げてきた「高品質な製品を海外工場で製造する」というノウハウを活かせると考えスタートさせました。

医療・医薬品事業においては、創薬ではなく、当社の強みを最大限に発揮できる「製剤開発・製造・販売」を中心にさらなる事業拡大を図っていきます。※長期収載品:新薬として発売された後に特許が切れ、同じ効能・効果を持つ後発医薬品(ジェネリック医薬品)が発売されている薬。

医療・医薬品事業では、3つの挑戦を行っています。
1つ目は、グローバルな事業展開です。エレクトロニクス事業で培ったグローバルでの事業経験を活かし、医療・医薬品事業を世界中に展開することで、高品質で低価格な医薬品を製造販売していきます。また、そのようなグローバル展開を通じ、高品質で低価格な医薬品を入手できない地域のお客様にも届けたいと考えています。
2つ目は、製造受託の付加価値を向上させる技術の獲得です。医療・医薬品事業では、事業を拡大するために新領域への技術や知見も獲得していきたいと考えています。具体的には、再生医療や遺伝子治療の領域において、既にいくつかの企業と業務提携を行い、製造設備の構築やノウハウの獲得に向けた取り組みを開始しています。

3つ目は、製剤開発による医薬品の改良です。エレクトロニクス事業で培った配合・分散技術、化学品の分析技術を活かし、医薬品の性質、医療従事者の皆様や患者様のニーズに合わせた医療用医薬品を提供していきたいと考えています。
当社は、今後も知見や技術を積み重ね、医療・医薬品業界の新しい道を切り拓く存在になるべく、挑戦を続けていきます。

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